SQ値に注目【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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FRB先行きに厳しい見方

昨日の東京株式市場は大幅反落となりました。注目された米FOMCは大方の予想通り現状維持となりました。ゼロ金利政策を維持することを表明し、2022年まで維持されることが示されました。株式市場はV字回復期待で上昇してきましたが、FRBは先行きに厳しい見方をしているようです。そのため米長期金利が低下し、ドル安・円高が進行しています。

NYダウ、日経平均5日線割れ

米国市場はナスダックが粘り強く高値更新を続けていますが、NYダウは続落となり5月16日以来の5日移動平均線割れとなりました。日経平均も昨日の下落により5月22日以来の5日移動平均線割れとなりました。6月SQまでは持つかと思っておりましたが、6月限先物最終売買日に売り仕掛けが行われたようです。

SQ値でトレンド見極め

さて、本日のSQ値がどの辺りで着地するのかにまずは注目です。売り方の買い戻しが主導した上昇はSQ通過で一旦鉾が納められ、SQ値を睨みながら上下どちらの領域で取引されるのかによりトレンドを見極めるところです。トレンドが下方転換していく場合の下値のポイントは2万1400円近辺の25日移動平均線や2万1320円近辺の一目均衡表・基準線が挙げられます。

チャートポイント重なる位置

また、3月以降の上昇では1万6358円から1万9564円の初動幅3206円を頭の隅に入れながら、1万9564円から1万7646円の初押し1918円幅が重要となると思われます。6月9日高値から1918円幅押すとして2万1267円が計算でき、上記2つのチャートポイントと重なる位置となります。

日々勇太朗




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