意外な急騰
昨日の東京株式市場は意外な急騰となりました。前日は24時間取引のNYダウ先物が急落したことで、後場から先物主導で下落しました。15日のNY市場は下放れてスタートしましたが、先日のFOMCでの弱気発言を反省したのか、この日は広範囲の社債購入や中小企業向け融資制度を開始したと伝わり、NYダウは安値から920ドル急騰して続伸となりました。
資金繰りやインフラ支援
そのため東京市場は前日に売り込まれたために買い戻しからスタート。そしてお昼休みには日銀会合の結果が公表され、企業の資金繰り支援の枠組みを75兆円から100兆円に拡大というニュースとほぼ同時に、米国政府が1兆ドルのインフラ支援を検討と伝わりました。一体、各国中央銀行の輪転機って何台あるの(?)24時間稼働で悲鳴を上げてない(?)などとつまらないことを考えてしまいましたが、後場寄り更に上値を追いかけたこのことで11~12日に空けた日足の窓を埋めました。
金融緩和や財政支出どこまで
ジャブジャブの金融緩和や財政支出はどこまで拡大されるのだろうか。資本主義経済は大丈夫なのかと心配になってきました。亀裂が入り掛けると公的資金で支えることの繰り返し。バブル崩壊後に何度も繰り返された日本の緊急経済対策が思い出されます。
ボラティリティ高い
それはさて置き、今週以降は2万1500円~2万2500円でのBOX相場を予測してきましたが、一昨日その下限にタッチし、昨日はその上限まで届くとはなんとボラティリティの高い相場なのでしょう。日経平均の波動想定をいくつも挙げて観察するものの、シックリくるものが見当たりません。エリオット波動のガイドライに即した動き方をしていないように見えるのです。
NYダウやSOXは窓埋めまで戻り売り
ただ、NYダウやSOX半導体指数はまだアイランドリバーサル形状を回避してはいません。窓埋めされるまでは当面は戻り売りとしたいところです。
日々勇太朗
相場見通し
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