売買代金の減少続く【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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続落も5日線が下値支持

 昨日の東京株式市場は続落となりました。朝方は円高進行を嫌気して一時330円安の2万2125円まで下落しましたが、5日移動平均線が下値支持線として機能しました。後場に入ると米ポンぺオ国務長官と楊潔共産党政治局員とのハワイ会談で、明るいコメントが両国から出されたことで、株価は下げ幅を縮小。時間外取引で一時300ドル以上下落していたNYダウ先物も下げ幅を縮小しましたが、全値を取り戻すことは出来ず続落で終わりました。

上昇再開期待されるが買い疲れ感

 移動平均線では25日線が200日線を突破するゴールデンクロスを示現。一目均衡表では雲の捻じれたところで下髭十字足で転換線位置での取引終了となりました。強いシグナルが追加されたことや過熱指数が沈静化したことで、上昇再開が期待されるところですが、売買代金が減少傾向となっており、昨日はちょうど2兆円。先週5日間の売買代金は1日2兆7600億円もありましたが、その後は日々減少しており、相場全般に買い疲れ感が漂い始めています。

買い戻し終わりレンジ相場

 昨日は6月第2週の投資部門別売買状況が発表されましたが、海外投資家は現物を2847億円売り越し、先物は940億円買い越しと差し引き1907億円売り越していることが分かりました。5月半ばから3週連続で大幅に買い越してきましたが、SQ通過で買い戻しが終わったようです。やはり当面は2万1500円~2万2500円でのレンジ相場ではないでしょうか。

日々勇太朗

相場見通し

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