日中値幅と売買代金【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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2万3000円台射程に

 昨日の東京株式市場は大幅反発となり、2万3000円台が射程圏に入ってきました。13日の米ナスダック市場が大陰線による陰線包み足となりましたが、14日はその陰線に陽線が差し込む形で反発しました。天井型を否定した訳ではありませんが、それに代わってNYダウが556ドル高となり、上値を押さえてきた200日移動平均線を突破。6月11日以来保ち合っていたゾーンを抜け出してきました。

ダウ急上昇受け日経平均上放れ

 マーケットを主導してきたハイテク株には利食い売りが見られましたが、ここで景気敏感株へと資金がシフトした格好です。NYダウは6月10日~11日に日足の窓を空けており、2万6938ドルの窓埋めに向かうのでしょう。このNYダウの急上昇を受けた東京市場は日経平均が持ち合いゾーンを上放れとなりました。3月安値から5波動の上昇とすると大まかに最終5波動目に入ったようです。

日足の窓埋めへ

 1万6358円~①~1万9564円~②~1万7646円~③~2万3185円~④~2万1529円~⑤~2万3185円超といった具合に進行するならば、2月21日~25日に残している日足の窓(2万2950円~2万3378円)を埋める程度の上昇が考えられます。

サマーラリーには3兆円規模

 問題は日中値幅と売買代金です。13日は前日比493円高しましたが日中の上下幅は223円、14日は前日比197円安しましたが、日中の上下幅は139円、そして昨日は前日比358高しましたが、日中の上下幅は165円しかありません。そして売買代金は13日が2兆1300億円、14日は1兆9700億円、昨日が2兆2000億円です。
 BOX上放れにしては値動きが少なく、ボリュームも膨らんでいません。3兆円規模の売買代金が続かないとサマーラリーは長続きしないと考えられます。

日々勇太朗




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