バリュー株の流れ鮮明【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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テック企業銘柄には利食い

 昨日の東京株式市場は反落しました。米国市場でウイルスワクチン開発が異例の速さで進んでおり、コロナの影響を大きく受けていたセクターが浮上。航空会社やクルーズ船会社が買われる一方で、テック企業銘柄には利食いが出始め、物色対象がグロース株からバリュー株へと流れが変わってきました。

ASML58%増益も予想下回る

 また、オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングの第2・四半期決算が発表されました。58%の増益となりましたが、市場予想は下回ったこともテック関連銘柄が利食いされだした理由でしょう。
 ASMLホールディングスはオランダ南部・フェルトホーフェンに本部を置く半導体製造装置メーカーです。 半導体露光装置(ステッパー、フォトリソグラフィ装置)を販売する世界最大の会社で、16カ国に60以上の拠点を有し、世界中の主な半導体メーカーの80%以上がASMLの顧客です。

東京市場でも半導体関連売られる

 そのため東京市場でも寄り付きからアドバンテストやレーザテックなどの関連株が売られました。もっともこれまでの上昇を牽引してきたグループであり、買い疲れもあるところ。この記事が掲載されるころには明らかになっていますが、台湾セミコンダクター(TSMC)や、米ネットフリックスの決算発表前に手仕舞われた感もあります。

NYダウ上値追えるか

 日経平均は175円安の2万2770円、TOPIXは10.45ポイント安の1579.06で取引を終えています。値上がり銘柄721、値下がり銘柄1387。出来高概算14億7564万株、売買代金2兆4595億円でした。TOPIXの5日線と25日線がゴールデンクロスとなりましたが、200日線が上値を押さえました。
 前日、上に扉が開いた格好ですが、それもNY次第。NYダウは15日に上に残していた日足の窓を埋めたところから失速しており、更に上値追いを続けるのかどうかを見ていくことになります。

日々勇太朗




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