三分の一【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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インデックス買いに続伸

 昨日の東京市場は米ナスダック市場が終値ベースで史上最高値を更新したことで買いが先行。このところ調整していた半導体関連が買われ、半導体SOX指数も史上最高値を更新。指数採用値嵩株中心にインデックス買いが入り日経平均は続伸しています。

71銘柄で指数押上げ

 SBG、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、エムスリー、第一三共、中外製薬など日経平均採用銘柄の指数インパクトの高い値嵩上位10銘柄で日経平均を172.12円押し上げており、日経平均の上昇幅よりも大きくなりました。日経平均採用225銘柄を見ると値上がり銘柄は71しかなく、31.5%の銘柄で押し上げた形です。

TOPIXの上昇率は日経平均の半分

 日経平均は166円74銭高(△0.73%)の2万2884円で取引を終了、TOPIXは5.71ポイント高(△0.36%)の1582.74ポイントと日経平均の半分の上昇率でした。出来高概算11億5171万株、売買代金は2兆1142億円と前日からは増加しました。33業種別指数は値上がりが11とやはり三分の一。医薬品、電機、精密、その他製品、情報通信が牽引する一方で建設、鉄鋼、ガラス、海運などが沈みました。

日本時価総額は米テック4社下回る

 それにしても、グーグルを擁するアルファベットやマイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コム。この米テクノロジー大手4社の時価総額合計が20日に5.97兆ドルとなりました。日本の上場企業は合計約5.84兆ドルです。日本連合軍が米テック4社合計を下回る事態となりました。

上がり続ける相場はない

 なぜ、これらの企業の株価が狂ったように上がっているのでしょうか?米株に参加している投資家は株式という感覚がないのではないでしょうか。リスクフリーの高利回り金融商品、そう考えると腑に落ちます。でも、いつかこの可笑しな現象に投資家は気づくと思うのですが…。
 今は上がるから買う、買うから上がるといった状況ですが、上がり続ける相場などありません。オランダのチューリップバブルしかり、イギリスの南海泡沫事件しかり、アメリカを中心としたITバブルしかりです。
 本日はこんなところで。

日々勇太朗




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