3日新甫【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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買い戻し需要高まる

8月初日となった週明け3日の東京株式市場は大幅反発となりました。先々週金曜日から日経平均は6連敗しましたので、一旦はリバウンドを伺うタイミングだったところに、NY市場がシッカリの展開で週末の取引を終えたことに加え、更にドル円が一時106円台まで急速に回復した事で買い戻し需要が高まりました。

200日移動平均線を回復

日経平均は先週末75日移動平均線に接近する安値引けだったこともあり、押し目買いも入りやすく、今朝は200日移動平均線を回復してきました。日足は陰の陽孕みを形成。この上には2万2252円に5日移動平均線、2万2482円に25日移動平均線が走っています。

主要企業決算は目を覆うばかり

決算発表が本格化してきましたが、主要企業の決算には目を覆うばかりです。先週金曜日に発表されたNECの決算は第1四半期の税引き前利益が赤字に転落。今期予想非開示だったウシオ電機は通期経常利益が赤字転落予想となり、同様に非開示だったカシオ計算機の今期経常利益は前年対比82%減益へ、住友電工も今期経常利益は63%減益、ロームの上半期は71%減益といった具合です。

キーエンスは19%減益で急落

また驚かされたのがキーエンスで6月28日に決算期待で株価は上場来高値を更新していましたが、第1四半期の経常利益が19%減となり株価は急落しています。

更に上値追いは疑問

今週も1450社の決算発表が予定されていますが、3月以降はV字回復期待で上昇してきた株価は決算発表により期待が過剰だったことに気づかされてきています。昨日は日経平均が急反発していますが、更に上値を追いかけるには疑問と言わざるを得ません。戻り売り対処ではないでしょうか。

NY市場は「首吊り線」に近い形状

違和感を覚えるのは先月の世界各国のマーケットが概ね下落傾向だった中、NY市場だけが上値追いとなったことです。先週末の米主要3市場も揃って上昇となりました。気掛かりは日足ローソク足が長い下髭の小幅上昇だったことです。高値引けではないので言い切れませんが、揃って「首吊り線」に近い形状だということです。今月は3日新甫でもあり、波乱の月となるアノマリー月ですので注意深く見る必要がありそうです。

日々勇太朗




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