講演と会見【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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パウエルFRB議長講演に注目集まる

この原稿を書いている時間には内容が分かりませんが、米国の27日早朝にカンザスシティ連銀主催の経済シンポジウムであるジャクソンホールでパウエルFRB議長の講演が行われます。このシンポジウムで過去には金融当局者の発言が市場に大きなインパクトを与えたこともあったため、注目度が高く今回もパウエル氏からどんな発言がされるのかに注目が集まります。

ライブ配信と同時にマーケットに反映

通常はジャクソンホール会議自体は非公表で、記者会見等で内容が明らかになってきましたが、オンライン形式で開催される今回は講演内容がライブ配信される予定であり、NY市場の取引スタート直後の講演であることからライブ配信と同時にマーケットに反映されることになります。

フォワードガイダンスに期待

今月19日に7月のFOMC議事録が公開されましたが、追加金融緩和策に対する踏み込んだ議論がありませんでした。となると講演でも追加的な金融緩和策への言及は期待できないのかもしれません。FRBは日銀のように金利に上限目標を設定するイールドカーブ・コントロールには消極的であり、代わりにフォワードガイダンス(将来の政策指針)導入を示唆してゼロ金利政策の長期的な維持を公約するとの期待があります。

内容次第で乱高下の可能性

もしフォワードガイダンス導入への言及があれば米国株式市場は好感することでしょう。しかしそれはドル相場の下押し圧力の強化につながり、円高による東京株式市場の上値抑制要因となるでしょう。いずれにしても27日の米国市場は内容次第で乱高下する可能性がある訳です。

安倍首相会見は色々なシナリオ

また、本日は安倍首相の記者会見が行われるという話しです。まだ、予定などは発表されておらず、会見が流れる可能性もありますが、実施されれば、首相の体調への言及が行われるということのようです。一部のマスコミは体調悪化による退陣表明だろうと報じているところもあるようですが、体調が戻り従来通りの政権運営を続けるというシナリオや、一時的に治療に専念するために麻生財務大臣を首相臨時代理とするのではないかといった見方など色々なシナリオが取り沙汰されています。

退陣なら海外投資家は日本株売り

もし退陣となれば、次期自民党総裁を急ぎ選出しなければなりません。石破氏、菅官房長官、岸田政調会長などが「ポスト安倍」として名が挙がっていますが、退陣となればアベノミクスを評価してきた海外投資家はまずは急ぎ日本株売りに走るのではないでしょうか。そして次の総理総裁が決まった後に、政権運営や政策立案が評価されれば再度戻ってくるでしょうが、それが判明するまでは海外投資家は様子見ということになるのでしょう。

先の見通しは立てづらい

ポスト安倍に向けたキーマンは、親中派と見られる二階幹事長であることは間違いなく、それはシンゾウ・トランプ日米蜜月も終わりということも出来ます。その先は見通しが立てづらくなり、マーケットの反応がどうなるのか非常に心配な面があります。いずれにしても27~28日の講演と会見に大注目ということになります。

日々勇太朗




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