上げ100日下げ3日【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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テスラ株の急落は格言通り

日本の相場格言に「上げ100日、下げ3日」というものがありますが、今回のナスダック、とりわけテスラ株の急落がまさに格言通りです。8日のテスラ株は一日で21%の急落であり、1週間程度で高値から35%の下落です。また、ナスダック指数は2日の1万2074ポイントから9日には1万837ポイントまで急落。率にすると10.2%となったことから調整入りサインが点灯。やはり2日のナスダックの日足ローソク足が首吊り線に近い形となったとろが天井でした。

株式分割で価値低下

ナスダックを牽引してきたのがテスラでありアップルでした。そして筆者はバブル相場、仕手株相場なので目が離せないといった具合に警鐘を鳴らしてきました。今回の急落は当然の帰結と考えておりますが、両社が株式分割したことで価値が低下しました。巷では急落するとその理由付けに忙しいようですが、日本の株式市場では任天堂が株式分割した途端に売られたことを筆者は経験しています。

流通株増加で値幅取りにくく

当時は単元株数が1000株が多く、ワンショット1000万円以上の銘柄がありました。値が張るために個人投資家は近寄れず、機関投資家が値幅取り銘柄としてキャッチボールのように売買されていました。しかし、会社側とすれば株主数をある程度確保したいため株式分割により取引を円滑にするケースがあります。参戦者が増加することで一時的に人気化しますが、流通株が増加することで値幅が取りにくくなります。値嵩時に参戦していた機関投資家が利食いを優先して人気離散となることが起きました。

SQ通過まで無理せず見守る

米国株の下落の割には東京市場は落ち着いています。マネーサプライの伸びなども考えると、押し目では待機資金が買い向かっているのかもしれません。ただ、明日が9月限メジャーSQとなりますので、SQ通過後までは無理せずに見守りたいと思います。

日々勇太朗




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