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右肩上がりの上昇ながら…
先週の東京株式市場は反発し、日経平均は戻り高値を更新しました。テクニカルチャートは右肩上がりの上昇に傾きつつある印象ですが、現象面からはなかなか強気一辺倒に傾けにくいものがあります。
海外投資家売り越し続く
まず8日に発表された9月28日~10月2日の投資部門別売買状況によると、海外投資家は現物株を4週連続、先物を2週連続売り越して合計7517億円という大きなものでした。先物と現物の合計では6週連続の売り越しであり、8月のお盆週間に9899億円買い越して以降、それを遥かに上回る1兆9706億円売り越しています。
信用買い残1年8カ月ぶり高水準
また、2日申し込み時点の信用買い残が1年8カ月ぶりの高水準となる一方、信用売り残は5カ月ぶりの低水準となっており、売り持ちの多かった銘柄の買い戻しが進むなかで今後決算発表シーズンを迎えることから注意が必要と思われます。
日々勇太朗
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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