終値ベースで戻り高値更新
昨日の東京株式市場は3日振りに反発し、終値ベースでの戻り高値更新となりました。先週末の米国市場はマチマチの展開でダウ平均は112ドル高でしたが、ナスダックは42ポイント安でした。その後、大統領選挙前の追加経済対策合意について、米民主党のペロシ下院議長が今週火曜日までの48時間の期限を設けたことで、停滞していた協議が前進するとの思惑から時間外取引の米株先物が上昇していることから、東京株式市場も連れ高した形です。
目先の材料に翻弄されないよう静観
こういった材料は判断が難しいので困りますね。もし合意した場合、好感されるのか、逆に先に好材料を織り込んで上げていることで、材料出尽くしで売られる可能性も否定できませんし、決裂した場合でも、それによって一時的に売られても、大統領選挙後への大規模な追加経済対策期待によって押し目買いの好機になる場合もある訳です。そういう意味では、目先の材料に翻弄されることのないよう、静観が一番なのかもしれません。
リスクを取る必要を感じず
日経平均もTOPIXもシッカリの展開となりましたが、売買代金は1兆6853億円しかありません。先日、「閑散に売りなし」と相場格言を取り出しましたが、「閑散で買い向かう」という格言はありません。筆者は疑心暗魏というか、ここでリスクを取る必要を感じません。
トランプ氏巻き返せるか
今週22日は第2回の大統領候補討論会が実施されます。15日は両者同時刻でのテレビ討論会を支持者向けに行いましたが、視聴者数ではバイデン候補に軍配が上がったようで、トランプ氏が巻き返せるのかどうか。いずれにしても2週間を切りました。どういった結果となるのかどうか興味深いところです。
日々勇太朗
相場見通し
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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