妥結なるか?【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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追加経済対策の結果待ち

昨日の東京株式市場は反落となりました。昨日お伝えしましたように、ペロシ下院議長とムニューシン財務長官との追加経済対策について、20日を期限とすることで前進するとの思惑から19日の東京市場は大幅高しましたが、19日のNY市場ではその思惑が後退したことで主要3指数が急落しました。このところ前進、後退とやるやる詐欺的な報道に市場は振り回されており、その結果待ちといったところになりました。

NY市場は正念場

NY市場の主要3指数は正念場を迎えています。NYダウの日足チャートは5日線を1.06%を割り込んだ程度で何をかいわんやとなりそうですが、9月2日に2万9162ドル高値から9月24日に2万6537ドルまで下落。その後、10月12日に2万8957ドルまでリバウンドして19日は2万8195ドルです。

ダウ中期的下方転換の可能性

高値圏での膠着時間が長くなってきたことで5週線が2万8049ドル、13週線が2万7852ドルに上昇し、両線が2万8000ドル近辺で収斂してきました。今週の週足は窓を空けての下放れとなっており、この両線を割り込んだ場合は中期的な下方転換となる可能性が高まってきています。

ナスダックもダウと同じ

ナスダックも同様に5日線を1.88%割り込んだ程度であり、25日線(1万1236ポイント)を上回っていますが、週足では5週線が1万1343ポイント、13週線が1万1189ポイントと接近してきており、19日の終値である1万1478ポイントから2~300ポイント下落するとNYダウ同様に下方転換してしまいます。

追加経済対策の結果が焦点

追加経済対策が同意しさえすれば上昇により避けられると思われますが、そうでない場合は中期調整局面入りとなる可能性があり、追加対策の結果が焦点のようです。さて、結果や如何に。

日々勇太朗

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