11月のマザーズに危険な兆候【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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日経平均は前月比下を取る

10月相場が終わりました。日経平均は10月9日に前月比540円高までありましたが、前月比では207円安と下を取りました。月足は上髭の陰線形成となりました。週足は5日続落であり前週比539円安となりました。13週移動平均線を下回り、一目均衡表でも転換線を割り込みました。日足は大きな陰線形成で75日線を割り込みました。一目均衡表では雲の中に突入し、転換線が基準線を下回るデッドクロスとなりました。

TOPIXも上髭陰線形成

TOPIXは10月8日に35ポイント高までありましたが、前月比では46ポイント安となり、こちらも反落でした。月足は日経平均同様に上髭の陰線形成で、1575~1577ポイントに収斂する5カ月線、12カ月線、26カ月線に急接近。週足は前週比45.99ポイント安となり、3週連続の陰線形成。5週線、13週線を下回りデッドクロス間近となりました。終値は辛うじて26週線(1577ポイント)手前でのクロージング。日足はほぼ丸坊主の陰線形成で75日線を割り込み、5日線と75日線がデッドクロスしました。一目均衡表では雲下限に急接近しています。

大統領選結果待ちも指数は崩れ足

今週3日にいよいよ米大統領選挙が行われます。結果判明に時間が掛かる可能性もあり、先週末は換金売りが進められました。マーケットは固唾をのんで見守るしかないといった様相。どちらが勝利しても株価は上がるといった見方が伝わりますが、指数は崩れ足となっており筆者には下方転換したように見えています。

マザーズは天井打ち

特に日本のマーケットを牽引してきたマザーズは6月4週と10月2週目に週足の差込み線2本で天井打ちと考えられ、月足は上髭の陰線形成となったことから11月は波乱の月となるのではないかと考えています。

日々勇太朗

相場見通し

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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