東京株式市場はマチマチ
昨日の東京株式市場はマチマチの展開でした。日経平均は171円高の2万5520円と8連騰で取引を終了。日経平均の25日移動平均線との上方乖離率は7.1%に広がりました。一方、TOPIXは2.84ポイント安の1726.23ポイントと8日振りの反落となりました。
上値目処は2万5743円
3月以降の上昇相場では上値の目処として以前2万5743円というターゲットプライスをお伝えしたと思います。これは3月安値からの5波動の上昇とした場合の計算値でした。3月19日安値の1万6358円から3月25日高値の1万9564円、4月2日の1万7707円安値、6月8日の2万3178円高値から計算したもので、三段上げとなる5波動目の値幅は通常、第一波の上げ幅と同等か第一波から第三波までの上げ幅の61.8%を第四波の安値に加算するというものになります。
あと156円まで迫る
6月15日の第4波ボトムとなる2万1529円安値に1万6358円から2万3178円までの6820円幅に対する61.8%に相当する4214円を加算すれば2万5743円というターゲットプライスが算出されます。昨日はそれにあと156円というところまで迫りました。
変化日へ向け急騰劇
さて、当欄では10月相場で15日前後が変化日とお伝えしておりましたが、結果的には少し早い9日の2万3725円高値からジリジリと調整し30日に2万2948円まで下落しました。そして大統領選挙という大きなイベント通過から今回の急騰劇となりました。11月3日が水星が逆行から順行に戻るタイミングだったことが見えざる神の手として作用したのかもしれません。2万4000円台の大きな壁をぶち抜いた瞬間から一機果敢の急騰となった訳です。
反転下落なら年末ラリーの買い場
さて、11月は2回変化日が到来します。その最初の変化日が昨日11月12日~来週16日です。そして2回目の変化日が今月26日~28日となります。変化日に向けて急騰してきた相場なので、ここで更に上昇加速というよりも急激な反転下落の可能性の方が高いと思われます。もし、そのような推移を辿るならば、月末へ向けての下落ではないでしょうか。そこが年末ラリーの買い場になるのではないかと考えております。
気になるのは米国市場の拡大波動
ただ気になるのは、先日ご紹介した米国市場の拡大波動形成です。もしこの見方が正しい場合は今後厳しい展開も予測されますので、注意深く見ていく必要がありそうです。
日々勇太朗
相場見通し
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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