「ベアマーケットラリー」的展開へ|光世証券・取締役 西川雅博氏【相場展望】

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波高しは天底の兆し

10月中旬以降、株、為替、債券のグローバル市場に変調の動きが見られる。
10月13日にNYダウは一時500ドル以上下落した後急反発に転じ大引けは安値から約1370ドル上昇した。「波高しは天底の兆し」、その日を境にNYダウは反転相場の様相を強めている。

FRBのコントロールが機能している

26日カナダ中銀は予想に反して利上げ幅を0.5ポイントに留めた。米国長期金利もここに来て騰勢が鈍り、ドル円相場は20日に150円台をつけた後は介入効果もあり円高に転じた。9月のCPIに見られるように数字上は依然インフレ懸念が払拭出来ない中で、金融引き締めペースの鈍化期待が一気に息を吹き返している。マクロ金融市場では、巧妙なかじ取りでソフトランディングを目指すFRBのコントロールが機能していると言えるだろう。

逆業績相場に突入したとの見方も

一方、足元で一部のIT関連株中心に個別銘柄の業績悪化が株価下押し圧力につながるケースが目立っている。メタ・プラットフォームズは10-12月期の売上見通しが低調で1日の下落率が25%に達した。そうした影響から長期金利の低下局面でグロース銘柄が下落しており、一見逆金融相場から逆業績相場に突入したとの見方が出来なくもない。

選挙結果に関わらず年末に向けて上昇する

ただ、この動きが業種・業態を超えて広範囲に及ぶと見るには時期尚早だろう。前回も指摘したように米国中間選挙の年は11月の選挙前10月中旬くらいから選挙結果に関わらず年末に向けて上昇するというアノマリーがあり、依然今年もその可能性は低くないと見ている。上値の重さはあろうがインフレのピークアウト観測から「ベアマーケットラリー」的な相場が想定出来よう。

日本株はヴァリュー面から見て割安感

そうした米国や欧州と比較して、日本株はヴァリュー面から見て割安感がある。金融政策など投資環境の優位性からも下値余地は小さいと考える。足元ではアフターコロナ需要の期待があり、来年の成長率見通しは下方修正された欧米と較べ落ち込みは軽度との見方が大勢だ。円安効果など業績の上ブレ期待もある。年末に向けてグローバル市場をアウトパフォームしながら上昇しやすい時間帯に入ると見ている。

日本株の投資戦略は?

日本株の投資戦略としては、海外株が下落した局面で割安感のある高配当銘柄や米国株に連動するグローバル優良銘柄の押し目を狙いたい。個別ではTOYOTIRE(5105)、コマツ(6301)、東京海上(8766)など。

光世証券・取締役 西川雅博氏プロフィール

 

1960年奈良県生まれ 1983年早稲田大学政治経済学部卒、大和証券入社 1990年より光世証券 法人部、営業部長、現在コンサルティンググループ担当

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