光世証券・執行役員 西川雅博|企業速報 証券市場新聞

押し目は強気で対処

底堅いものの指標によってはまだら模様が続くという世界景気動向に大きな変化はない。8月以降閑散じり貧の動きが続いている日本株だが、ここからの下げ余地は限定的と見ている。
一方、市場が不安視する北朝鮮問題やテロなど地政学的リスクとトランプ大統領信任低下の問題は、今後も簡単に晴れることはなさそうだ。ただ、足元の状況を見る限り、一時のセンセーショナルな報道や市場関係者が不安視するほど、事態が急激に悪化することはないのではないか。逆に、トランプ大統領がバノン氏更迭に見られるように、議会との交渉において柔軟で現実的な対応を見せれば、政策遂行の期待が高まる局面も出てこよう。
テクニカル面では日経平均の200日移動平均線(8/24現在1万9285円)に注目している。昨年11月9日の大統領選当日に瞬間割り込んで以来、一度も下回っていない。今年4月に18200円台まで急落した時も割らずに反発しており、トランプラリー以降の上昇トレンドが維持されるかどうか、重要な節目として意識されよう。
過去2年を参考に9月も外国人投資家の売りが続くことを懸念する向きもあるが、企業業績の予想数値に対しての株価は割安である。むしろ、9月SQ以降は225先物の買い戻しが押し上げ要因になる可能性もあると見ている。中間期末に向け最低でもレンジ相場が継続することを前提に、押し目は強気で臨みたい。セクター別では、割安感の自動車と業績好調の化学に注目。個別では三菱自動車(7211)、ヤマハ発動機(7272)、宇部興産(4208)。

 

光世証券・エグゼクティブ・マネージャー 西川雅博氏◆
◆1960年奈良県生まれ 1982年早稲田大学政治経済学部卒、大和証券入社 1990年より光世証券 法人部、営業部長、現在コンサルティンググループ担当◆

 

 

 

 

 

 

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