トランプ大統領に変化

 

米国の税制改革案や債務上限の問題への不安から、市場では若干変動率が高い状態が継続している。しかし米国の上・下院で2週間の暫定予算案が可決されるなど、

色々と問題解決のための工夫が見られ、トランプ大統領就任時の誰もが逆の方向を向いて進もうとしている姿からは、変化が感じられる。勿論、ロシアゲート問題などもあるため、今後も変動率が上がる場面があるだろうが、それが大きな下落につながることはないだろう。

調整は完了しつつある

市場動向に目を向けると、足元、今年堅調だったハイテク関連株を利食う動きがみられる。ロングショート勢もそれに伴いポジションを調整しており、ショートポジションが多いとみられる銀行などの上昇も見られた。しかし、徐々にハイテク株の下げも、銀行株の上げも落ち着いてきているため、調整は完了しつつあるのではないか。

目先の注目材料はFOMC

目先の注目材料は13・14日のFOMCだ。米国の経済指標も良好であるため、25ベーシスポイントの利上げは確実視される。投資家の焦点は来年の政策金利の引き上げ見通しだが、パウエル新FRB議長は基本的に穏健派であると見られることから、利上げペースが加速するようなことは考えにくい。そのためFOMC通過後は、株価が上がりやすい環境だろう。

注目銘柄は?

 

注目銘柄は新日鉄住金(5401)とパナソニック(6752)を挙げたい。両者ともに業績好調で、新日鉄は今後の鉄鋼需要、パナソニックは自動車向けの電池の需要増に期待できる。

小川英幸氏のプロフィール
1977年滋賀県生まれ 2000年滋賀大学経済学部卒、光世証券
入社後先物オプションや現物の自己売買部門を経て、2015年12月よりコンサルティンググループに所属

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