株式市場に今年二度目の激震|国際テクニカルアナリスト 武蔵 宗久氏【相場展望】

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞
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ツィッター急落の衝撃

 今年7月26日米国ナスダック市場のフェイスブック株が急落し1日で時価総額が13兆円減少した。翌27日にはNY市場のツィッター株が21%急落し世界中の投資家に衝撃が走った。今年は2月5日にNYダウが1175ドル安の過去最大の下落幅となり、その後の株式市場は世界的に調整局面で推移している。

ハイテク2銘柄の株価動向が重要な要素

 米国株式市場を牽引してきたハイテク企業が急落したことで今後の株式市場にどのような影響を及ぼすのか注目している。しかし昨年来、米国株式市場をリードしてきたハイテク2銘柄の株価動向が今後の株式市場を展望する上で重要な要素になる。

三本の移動平均線が急接近

 昨年10月以降、ナスダック市場のアルファベット株とアマゾン株が明確に1000ドルを突破した後、今年7月にはアマゾン株が1863ドルまで急伸し、またアルファベット株は1285ドルまで上昇した。そしてナスダック市場は7月25日に史上最高値を更新している。その直後の今回のショック安ではあるが、主力の2銘柄の今後の株価のトレンドが重要になる。またテクニカル分析上、注目すべきは、NYダウの三本の移動平均線が急接近している状況である。

株価が上下に大きく振れる習性

 7月24日には25日線と75日線と200日線の上下幅は161ドルまで接近した。今年2月2日の上下幅は3023ドルであった。過去の経験則から、移動平均線が急接近したあと、株価が上下に大きく振れる習性がある。




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