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主要国の株価を比較
NYダウは7月3日に史上最高値を更新し高値圏で推移している。NYダウは今年の安値から高値まで21%上昇した。世界の主要国の株価の上昇率を見ると、DAX(独)は21%上昇、CAC(仏)は22%上昇、FTSE(英)は14%上昇した。またRTS(ロシア)は30%上昇、ボベスパ(ブラジル)は16%上昇、ハンセン指数(香港)は20%上昇、SENSEX(印)は14%上昇、韓国指数は13%の上昇であった。
そして日経平均は14%の上昇で、10カ国平均19%上昇からは相当の出遅れが目立つ。
日米の指数差は月を追うごとに拡大
この状況が明確に数値で表れているのが日米の指数差である。指数差はNYダウから日経平均を単純に差し引いた数値で、昨年後半から検索すると、昨年7月は1日平均で2635ポイントの差であった。8月は3091、9月は3037、10月は2878、11月は3290、12月は2848、今年に入り1月は3829、2月は4520、3月は4295、4月は4430、5月は4373、6月には1日平均で5099ポイントの差となり、日米の株価は月を追うごとに拡大している。
今後の東京株式市場は?
そして7月に入り、18日には過去最大の6176ポイントまで拡大した。また東京市場の株価の出遅れ要因としては、東証1部市場の出来高が今年に入り大きく減少したことだ。今後の東京株式市場は、日米の株価の指数差の縮小と、東証1部の出来高の増加が推進力になる。
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