東京市場の復活の条件|国際テクニカルアナリスト 武蔵 宗久氏【相場展望】

225先物「ハチロク」の裏話|証券市場新聞
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本格回復には出来高増が必要

 東京株式市場が本格的に回復するには、東証1部の出来高の増加が最大の要因である。
 その根拠として、過去1年間の東証1部の出来高を検証すると、昨年7月は1日平均で約13.5万株、8月は約12.9万株、9月は約14.5万株、10月は約14.9万株、11月は約14.6万株、12月は約15.4万株であった。そして今年に入り1月は約12.6万株、2月は約12.4万株、3月は約12.4万株、4月は約11.6万株、5月は約13.9万株、6月は約11.0万株、そして7月は10万株を割り込み約9.9万株であった。東証1部の出来高が今年に入り、急激に減少していることが読み取れる。

過去5年9月相場は上昇基調

 ただ8月に入り出来高は1日平均約11.5万株と回復している事から、今後の日々の出来高を見守る必用がある。9月の相場を展望するにあたり、過去5年間の7月、8月、9月における日経平均を検証した。2014年は8月8日が安値で9月25日が高値となり安値から約11%上昇した。2015年は高値が7月21日で安値が9月29日で下落率は約23%であった。2016年は7月8日が安値で9月6日が高値となり約13%の上昇であった。2017年は9月8日が安値で9月25日が高値となり約6%の上昇であった。そして昨年は7月5日が安値で9月28日が高値となり約12%の上昇であった。過去5年の検証において、9月相場は上昇基調であった。今年はどうか、出来高増に期待する。




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