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緊急事態宣言の再発動
この欄を執筆している段階で東京の新型コロナ新規感染者は2000人を超え、大阪は700人弱とそれに比べて少ないものの、大都市圏の重症者数は深刻だ。年末年始は食料品など必要最低限の買い物以外の外出を避けて大半を自宅で過ごしたが、一人暮らしの親に会うために帰省を止む無くした知人もいる。冬の乾燥期に感染を完全に防ぐのには限界がある。緊急事態宣言を再発動したからといって、その効果は限定的で、むしろ飲食店を含めて経営難の中小事業者にはトドメを刺す可能性がある。
悲観の中で明るい光を期待
各国の異次元的な金融緩和で行き場のないマネーがマーケットに流れることで株価の上昇は続くことになっても、その恩恵を享受できない層との貧富の格差は拡がることになる。治療薬とワクチンが普及するまでは、全ての方が幸せになる状況にはならない。今年は、生活苦の方々の命を守りつつ、いかにコロナ下で成長する分野への雇用シフトを加速化させるかが鍵にになりそうだ。
悲観の中で明るい光が見えることを願いたい。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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