市場再編の効果【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞
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8割以上が最上位選択

東証は現在ある4つの市場区分を改め、今年4月4日から「プライム」「スタンダード」「グロース」と3つに再編する。これを受けて各企業が選んだ市場区分が発表されたが、1部に上場する企業の8割以上が最上位の「プライム」を選択した。

あえて「スタンダード」を選択する勇気

広報担当者には取材時に市場再編を雑談的に聞くことがあるが、「1部上場企業がスタンダードになると、イメージダウンから取引先や新卒採用に影響がでるのではないか?」との不安を抱く声を少なからず聞くことがる。4月再編当初は流通株式総額100億円以上など厳しい基準を満たしていなくても改善計画を提出して当面上場を維持できる仕組み。因みに大正製薬HDなど「プライム」だと思っていた企業が「スタンダード」を選択したのは驚いたが、無理せず最上位市場を選択するよりは、本業に集中できる意味で良いのではないかと思う。

希望より不安が高い

日本の上場企業の全てを足してもアップルとマイクロソフト、グーグルの3社合計の時価総額を超えることが出来ない現状では再編の効果がどれだけでるかは疑問。希望より不安が高いのは筆者だけではないだろう。

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