存在感高まるPB【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞
目次

あらゆるものが値上げ

4月から原料高などの影響であらゆるものが値上げされている。即席めんは日持ちするので、筆者の場合は3月中にある程度まとめ買いを行ったが、値上げされた製品は、ケチャップやマヨネーズ、酒類などかなりの数になる。これらを全てまとめ買いするわけにはいかないので、結局のところは、ナショナルブランドからスーパーのプライベートブランド(PB)にシフトしていくしかない。

販売数量確保のため生産受託

所得は上がらないのにモノの値段だけが上がる状況では、多くの消費者が筆者と同じことを考えていると思うので、今後は大手メーカーも販売数量確保のため、PBの生産受託を拡大させるのではないかと思う。その代表例は、イオンのPB「トップバリュ」で発売された「プレミアム生ビール」。サッポロビールが製造を行っているが、その影響を受けてサッポロの看板商品「エビス」がイオンの棚から消えたことが話題になっていた。
原料高と円安で今後、さらにモノの値段があがるだろうから、食料品以外でもPB商品がさらに幅を利かすことなる。大手メーカーにとっては、苦しい経営判断を迫られることになりそうだ。

株式市場新聞 marketpress.jp 株式ニュースと話題の銘柄

限定銘柄情報が満載!「株式市場新聞 公式メールマガジン」

購読会員限定コンテンツ

Pocket

大証|企業速報 証券市場新聞

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次