星野三太郎の株街往来~「訴える力」

大証|企業速報 証券市場新聞

某テレビ局の視聴率低迷が話題となっていたが、この数年はバラエティー番組番組ばかりが増えて、筆者もBSで放送されている海外の紀行番組を見ることが主になっていた。それでも最近はTBS系の「下町ロケット」や現在放送中のNHKの連続テレビ小説「あさが来た」は共感を得るものが多く、忙しいときにも録画して見るようにしている。
筆者の父が東大阪の町工場の社長だったので、中小企業の経営者が主人公の「下町ロケット」はとても身近な出来事に感じて見ていた。中小企業の経営は、営業から資金繰りなどすべて自分自身でやっている場合が多く、自宅に帰る日が少ない父との会話が少なかったことを、今では後悔している。ドラマでは、社長を支える社員や周囲の存在が光っていた。父の会社の経営が悪化したときも、最後まで行動を共にしたわずかな社員の支えが大きかったことを思い出した。ひとりでは無理でも支えあえば、乗り切れることがある。
視聴者に訴えるものがあれば、多くの人がそれを支持するだろう。これは、TVだけでなく、どの業界にもいえること。常に訴えれる力を持って行動したい。

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