星野三太郎の株街往来~災いが福となる

大証|企業速報 証券市場新聞

第2四半期決算発表が一巡した。
5月の本決算や第1四半期決算発表時に比べて決算発表の案内を多く頂くようになったこともあり、11月は大阪取引所や企業に取材に行くことが多かった。
今回の決算発表での共通した企業の悩みは円高で、1ドル105円あたりから100円程度に下期の前提を変更した企業が多く見られた。米大統領選後のトランプ相場で為替が一気に110円を突破したから、行き過ぎの反動はあるにせよ、今後、上期に下方修正した分を挽回する企業が多いのでは感じたりする。個人投資家にとっても想定外で、225先物を中心に売買している筆者の知人は、「トランプ当選なら為替は100円割れ、株も大暴落」との株番組での評論家の意見を聞いて慎重なポジションを組んで悔しい思いをしていた。トランプ当選なら下落は筆者も想像していたが、評論家を含めて予想が当たるくらいなら個人資産の運用だけで生活できる発想になる。
何事も偏った見方をせずにあらゆる事態を想定して行動をしたいと痛感する。災いが福となることはある。楽観もだめだが人生、そう悲観をすることもないだろう。

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