GPIFの運用実績【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞
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約20年ぶりの4四半期連続赤字だが・・・

株式市場でも度々話題になるGPIF(公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人)の2022年10~12月期の運用実績が1兆8530億円の赤字だったことが報じられた。2003年1~3月期以来、約20年ぶりの4四半期連続赤字で運用利回りを示す収益率はマイナス0・97%という内容だが、この記事を読んだだけだと自分自身の年金が将来どうなるか不安を感じた人も多いだろう。

累積収益は98兆1036億円

因みに昨年7月に公表された2021年度の運用実績は10兆925億円の黒字で、21年度末時点の運用資産の総額は196兆5926億円で、累積黒字は105兆4288億円となっていた。今回、4四半期連続赤字となり、累積収益は98兆1036億円に目減りしているが、平均収益率は3・38%だから、これからも四半期赤字が続くなら別だが現状では大きく問題視する状況ではないように思える。

長期的視点での安定運用が重要

因みに筆者の個人資産の運用実績は昨年は年間でプラスだった。年初はロシアのウクライナ侵略で年初は月間で損失をだしたときもあった。例え年間で1000円の利益でも年間でプラスの運用実績で自分自身で納得すれば、それでいいと思う。博打しているわけではないから、長期的視点で安定運用できることが重要だ。

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