PBR1倍割れ【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞
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東証が動き出す

1月下旬以降、日経平均では2万7500円を中心とした狭いレンジでのもみ合いが続いていたが、ようやく週明けからは2万8000円を抜ける動きになりそうだ。
その過程でニューヨーク市場が大幅な下落になっても下値を支えていたのがPBR1倍割れの銘柄群。東証は「市場区分の見直しに関するフォローアップ会議の論点整理」と題する1月30日付の資料で、株価純資産倍率(PBR)が継続的に1倍を割れている企業に対し、改善に向けた計画をまとめるよう今春から求める方針を示したことがキッカケとなった。

万年PBR1倍割れ

株式専門紙のライターはPBR1倍割れで業績好調な銘柄を紹介することが多いが、上場企業としての意識が低い銘柄は万年PBR1倍割れでそれが修正される可能性は低い。PBR1倍割れで割安といっても、株価が上昇しなければ株式投資をするうえでは良い銘柄とは言い難い。東証がこれら企業に改善を促すことは本来ならもっと早くすべきだった。

日経平均も更なる上値

PBR1倍割れのシチズン時計は大規模な自社株買いで株価は大幅に上昇した。これもお手本になろう。日本の上場企業が世界標準になるのはまだまだ超えるべきハードルがあるが、これらが是正されるなら日経平均も更なる上値があろう。

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