星野三太郎の株街往来~本質後回しへの警戒感

大証|企業速報 証券市場新聞

名実ともに新年度相場に突入する。振り返ってみると3月の年度末は、国内では森友学園問題、海外では米国の医療制度改革法案採決に絡むトランプ大統領の政治手腕に振り回される相場になった。
国会では籠池氏の証人喚問を含めて連日、森友学園問題ばかりで、肝心の予算審議が後回しになっている。学校の授業に例えるなら、英語や国語の時間に校長先生や学校の問題を論議するようなものか。勉強せずに1学期の3分の1程度が過ぎてしまっては、生徒の学力は向上しないから、論議するなら放課後とかの時間配外でやってほしい。通常の国会審議では経済対策など国をよくする議論を行わないと衰退の一途をたどるばかりだ。
一方、米国では医療制度改革法案の採決で指数が下落したが、NYダウより、日経平均のほうが下落幅が多かった。おそらく米国の国民は冷静に今回の動向を見守っているのだろう。個人投資家など国内勢への門が狭い225先物のナイト取引では外人投資家の独壇場。取引所はこの弊害の危機意識があるのか疑問だ。

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