星野三太郎の株街往来~地方の衰退

大証|企業速報 証券市場新聞

お盆休み明けには久々に半導体キャリアテープを製造ている事業会社で管理部門を担当されている部長さんと飲みに行く機会があった。某上場企業から転職して、上場を目指している現在の会社に転職されて5年ばかり経過し、筆者が前職時代に出会ってから25年ほどお世話になっている。半導体業界が活況ななかで業績も順調に拡大しているそうだが、最大の悩みは、人材の確保。本社は大阪だが、工場がある滋賀や東北では求人を募集しても集まらないそうだ。話は変わるが、筆者が2カ月程前にPCの故障の相談を受けた鞄通販の会社は大阪市の中央区で事務所と店舗を構えているが、その会社が事務員を数名募集したところ、定員の何十倍もの応募があったそうだ。知人の奥さんが大阪市内で職を探していたときも応募が多くて採用されずに悩んでいたことを聞いていたが、これらの話を聞くと都市部には人が集まるが、地方には人が集まらない状況を感じた。恐らく人口減少と大都市への一極集中の流れが続けば先行き東京圏以外は衰退していくだろう。政治家が抜本的に地方分権を考えないと国自体が破滅すると不安を感じる。

 

 

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