星野三太郎の株街往来~個人の逃避招く乱高下

大証|企業速報 証券市場新聞

連騰を記録した10月から一変して11月相場は高値警戒感から波乱の動きとなった。日経平均が前場に400円高になったと思ったら後場にはマイナスに転じることが9日や17日に起こっていたが、筆者はその両日とも取材で朝寄りの動きを確認して外出。取材を終えて指数を確認したら、出掛ける前の大幅高から一変して急落していたので目を疑った。
筆者にように証券界に関わる仕事をしていても短時間の乱高下に驚くのだから、普段は金融に関係ない仕事をしている個人投資家は尚更、荒い値動きについていけないと思う。個人投資家の中には先物やオプション売買をしていて、ナイトセッションやそれと同時刻に動いている米国など海外市場の値動きを確認している方もいると思うが、NYダウが今月9日の日経平均にように大幅高から急落するなんてことはまずない。動きが急変するときは経済指標や政治家の発言など正当な理由があったときのみなので、これは市場が正常に機能している証拠。AIによるプログラム売買の規制など取引所サイドで抜本的な処置を講じる必要があろう。外資からの売買手数料が増えても個人投資家が逃避すれば市場が遠からず市場が崩壊する。

Pocket

大証|企業速報 証券市場新聞

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次