真の景気回復【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞
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忘年会のシーズンだが・・・

 12月の月末に近づくと忘年会の誘いが増えるが、今年は、病気で入院したり、会社を退職したりした友人がいたりしたので、例年よりその数が減った。日経平均が歴史的な連騰を記録し、好景気に沸いた年だったそうだが、筆者が長年関わってきた新聞の業界自体が衰退産業。若い人材が入ってこなくなり、新陳代謝がないから、高齢化で人が居なくなる構図だ。

深刻な人手不足

 どの業界も人手不足は深刻で、堅実経営で上場を目指すような会社でも若い人材が集まらず、会社の未来像を描けていない。その一方で、知人が働く人材紹介会社では、含み残業込みの安月給でもIT系なら第2新卒と呼ばれる層からの応募が多いそうなので、特定の業種に流れているとか、活躍できる職場の存在に気付いていないなど、複雑な要因があると思う。

これまでの発想からの脱却

 人工知能が身近になり、様々なところで自動化が進む時代では、単に給与が上がるだけで、多くの人が幸せになるとは限らない。定年退職の年齢を引き上げて高齢者の活躍の場を増やしても根本的な人材不足の解決にはならない。新年では、これまでの発想から脱却した政策をしないと真の景気回復は来ないだろう。

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