3月26日は北海道新幹線が開通して話題になった。1973年の整備計画決定から40年以上を経ての実現で、筆者が子供の頃には、青函トンネルを超えて北海道まで新幹線で移動できるなんて思っても見なかった。ただ、残念なのは終点が新函館北斗までて札幌まで直通するのはまだ先の話。大手旅行会社に聞くと北海道方面へのツアーは前年同期比で1.5倍~2倍の予約で開通効果が盛況だが、単純に利便性を考慮すれば飛行機での移動に歩がありそう。構想から40年以上かけたのだから開通時から札幌直通で整備してほしかったが、それが実現しかんったのは様々な事情があるのだろう。
一方、関西では北陸新幹線の大阪までの延伸が論議となっている。京都から新大阪を経由せず天王寺ま直通するなんて報道もあるが、利便性を考慮すれば新大阪は外せないだろう。関西国際空港まで接続するなんて構想もあるみたいだが、そもそも空港だって大阪北部に建設していれば、経済波及効果は今頃、より大きなものになっていた思う。構想が中途半端では、急いで開業しても、後々後悔することになる。予算など政治的な事情もあるんだろうけど、急がず利用者重視で考えてほしいものだ。
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