星野三太郎の株街往来~情報の重み

大証|企業速報 証券市場新聞

この時期になると例年の如く忘年会に絡む集まりが多くなる。取材でお世話になっている企業の集まりや、北浜の証券業界の集まりなど様々だが、先日は記者仲間の忘年会に参加した。

記者といっても、定年で引退した先輩やネット系に転職した後輩、東京へ転勤した友人など現状の暮らしぶりは様々だが、筆者の周囲でも紙の媒体に関わっている人はこの数年で半数以下に減少した。その昔は6社以上存在した証券専門紙の大阪拠点も媒体の減少と連動するかたちで現在はゼロになっている。 スマホで常に最新の情報を確認できる現在では、紙媒体の存在意義が薄れてしまっているが、飲み会の席ではニュースが配信されてきても見出しだけ確認して削除してしまうなぁ、という意見もあった。紙の媒体では、レイアウトなどで、その記事の重要性を感じとって、その内容を最後まで読むことがある。記事を項目別にスクラップしてあとで読み返して、投資の参考にするとうベテランの投資家の話を聞くこともあった。時代が流れても紙媒体の良さは変わらないと思うが、今後は、速報性がより重要視されるなかで、ネットでの流れる情報の重みをどう伝えるかが課題になるだろう。

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