アナログ的思考【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞
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木っ端微塵に崩される

 リーマンショックを含めて幾度の暴落を経験してきて、「これらの教訓から次の暴落は乗り切れる」と思っていたが、今回の突如の暴落は全く予想できなかった。チャーチストや評論家、証券会社のストラテジストなども下値メドを分析していたが、弊紙で執筆をお願いしている評論家も「予想が木っ端微塵に崩された」と語っていたのが印象的だった。恐らく多くの業界関係者がそれを感じていたと思う。

AIは神の領域か?

 金利上昇が要因とはいえ、景気は良好で、地政学リスクや銀行破綻など特定の悪材料で下げている訳でもないが、はやり最大の要因は上げ過ぎによる反動ではないだろうか。知人のディーラーは、人間の行動を先読みするAI(人工知能)に勝てないと嘆いていた。感情に左右されないAIは一方向で上手く行くならそれに突き進む、その結果、株価の動きもスピード違反になってしまう。人間の行動を先読みなんて、もはや神の領域で、その神と思える存在は学習効果で日々進化していく。しかし、その神とも思える存在を作りだしたのは人間。アナログ的思考でもAIに打ち勝つ方法はあると思う。

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