星野三太郎の株街往来~求められる市民感覚

大証|企業速報 証券市場新聞

市民優待割引制度を利用して、市立吹田サッカースタジアムへガンバ大阪の試合観戦に出掛けてきた。普段は京セラドーム大阪や甲子園へ年間数回程度、プロ野球の観戦に出掛ける程度で、サッカーの試合を直接見るのは8年前に長居でセレッソ大阪の試合を観戦して以来。
吹田のスタジアムは寄付金を中心とする民間資金のみ。それでも直接見るとサッカー専用競技場としては世界に誇れるほどの完成度だと感じた。単純に比較はできないが膨大な建設費が問題となっている新国立競技場のことを考えると、創意工夫次第では低予算でも良い施設を建設できるのではないかと感じた。実際に観戦してみると小中学生の子供たちも多く見かけた。最近のプロ野球のスタンドだとビールとおつまみを持った中高年層ばかりが目立っている。昨年末からは賭博問題などダークなイメージも付きまとうだけに、役人や大企業だけの発想を転換し、市民感覚を取り入れないと将来性はないだろう。
株式市場は年初から調整続き。スポーツと比べることはできないが、年金で買い上げるとか、バラマキ政策だけでは限界にきているのだろう。個人が参加しやす仕組みなど根本を変える必要がある。

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