大証|企業速報 証券市場新聞

ゴールデンウィーク明けの5月2週目は大阪取引所へ決算発表に数度出かけた。東証へ現物市場が統合されてからは、取引所へ行く機会も激減し、記者クラブも閑散としたものだが、決算発表シーズンはさすがに多くの企業とメディアで賑わっていた。筆者が懇意にしている企業も大阪本社の広報を全廃して決算発表を含めてすべてのIRを東京へ移行してしまったが、大証時代と変わらず地元で決算発表を行う企業が多いことを改めて感じた次第だ。
インターネットが常識化した現代ではどの場所にいても、電話とメールで取材が完結してしまう時代になった。電話で取材をお願いしてもひと昔と違って大半の企業で丁寧に説明してもらえるが、やはり直接、企業担当者にあって生の声を聞くと受ける印象が大きく異なってくる。東京一極集中は時代の流れで仕方がないが、地元で自社の現状を伝える部署は廃止してほしくないと願うばかりだ。
遠くない未来には決算発表もネットですべて完結する時代が到来して、直接あって取材することもなくなるかも知れない。VR(バーチャルリアリティー)が進化するなかで一極集中の先は、人同士が会うことすらなくなる可能性があるが、それにより大切な何かを失うことは間違いない。

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