限度を超えた人材難【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞
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人件費が重い

 第3四半期発表が始まった。どの企業も第2四半期のときに比べて冴えない印象を持っているが、特に小売りでは人件費が重くのしかかっている。
 その代表例が吉野家HDで原材料の高騰も加わり第3四半期としては5年ぶりの赤字決算となった。同業では券売機を導入しているところもあるから、コスト改善は可能かもしれないが、人材獲得競争は業態を超えて激化している。

コンビニは無法地帯

 パート・アルバイトの確保では一般消費者の立場から見ても過酷と思えるのがコンビニ。筆者が普段利用する大阪市内の駅前では、同じ看板で3件の店舗が乱立。最初に開店した店舗は時給が900円台だったが、3番目に改札横に開店した店舗は張り紙を見ると1200円だった。たぶん、最初に開店した店舗は個人のオーナーで、高時給にするほど体力はないが、改札横の店舗は電鉄経営。駅に広告だすなどの大胆な販促が可能だから、多少高時給でも人材を確保できれば、集客増で安定経営が可能ということだろう。ただ、同じ看板で人材を取り合いしているのは滑稽。人材不足も限度を超えれな経済全般が衰退することになる。

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