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転勤や転職の季節
年度末になり、取材先や知人から転勤や転職の連絡が少なからずくる。この数年で多いのが、株価の乱高下に絡む運用成績不振で証券ディーラが退職するケース。筆者の知人は運用成績は悪くないのに、運用主体の225先物が時間外に動きは急変してリスクが高くなったという理由だけで契約が解除されてしまったので、能力が高く本人の努力だけでもどうにもならないのは悲しい限り。
転職や起業でステップアップ
規制やリスク回避に神経質な証券界の一方で、それ以外の上場企業で能力の高い方では、転職や起業でステップアップする方も少なくない。筆者がお世話になった方では、機械商社の財務担当を経て、昨年から上場を目指すベンチャー企業支援を独立して行っている。収入はサラリーマン時代に比べて減ったそうだが、組織のしがらみにとらわれず、自らの意思で行動できることに喜びを感じてるそうだ。
終身雇用という言葉が死語になった現在において、改めて感じることは、自らの能力で生きていく手段を確保しておくこと。人事移動が多いこの時期に学ぶことは多い。
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