外食不振の真の理由【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞
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値上げによる客離れや人手不足などが深刻だが・・・

 時が過ぎるのは早いもので、第3四半期の決算発表が終わったと思ったら、3月末を迎えて、ほぼ一カ月後には通期決算の発表が本格化してくる。
 米中貿易摩擦の影響を反映して既に輸出系企業を中心に下方修正が相次いでいるが、その一方で目立っているのが外食チェーンの業績悪化。値上げによる客離れや人手不足などが理由になっているものが多く、その代表例は鳥貴族の今期上場以来初の赤字転落とペッパーフードサービスが展開する「いきなり!ステーキ」の2月既存店の前年同月比75.1%減だ。

顧客のニーズを入念に分析すべき

 ハイスピードでの新規出店で顧客が店舗に新鮮味を感じなくなった、など様々な見方があるが、実際には店員の態度に不満を持ったとか、注文が遅かったとか、様々な理由が存在する。因みに筆者は、椅子に座ってゆっくりと食事をしたいと思うので、立ち食いそばのようにステーキを食べるのは馴染めなかった。値上げに関係なく、次回からは座って食事ができる店を選択したいと思うだけだ。多様な顧客のニーズを満たすのは大変。急がば回れ!ではないが、多店舗展開を急ぐより、顧客のニーズを入念に分析すべきと感じる。

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