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相次ぐ廃刊
今年に入ってから筆者の知り合いで株式専門誌や経済誌で数媒体ほど廃刊になった。販売部数が減少するなかで印刷代や編集人員などのコスト増が重石になっていた。筆者は10年前に株式専門紙で廃刊を経験したが、当時に比べて現在はモバイル通信の速度が劇的に進化し、スマホやタブレットの端末自体の性能も向上している。どこでも瞬時に世界の情報が取得できる時代に紙媒体が生き残るには、その媒体でしか知り得ない質の高い情報を提供する必要があったが、10年前と比べてネット上で流れる情報の質も向上している。
5Gの時代になれば?
今になったら廃刊を決断して、ネット媒体にシフトしたことは正解だったことになるかも知れない。しかし、5Gの時代になれば、TV局でさえもネット配信が常識になり、民放もキー局と地方局の存在が危うくなり、様々な面でメディアの形態が変化するのだと思う。
筆者自身も偉そうに言える立場にはないが、時代の最先端を伝える立場の人間が、時代の変化について行けず、生き残る手段を見出せなくなる危機感が更に高まることになりそうだ。
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