オンデマンド配信の弊害【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞
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好きなときに視聴できる便利さ

 すっかり定着したと感じたのが、映画やドラマ、アニメなど動画のオンデマンド配信。筆者も初月の無料キャンペーンでNTTドコモのdアニメに加入してみたが、ルパン三世など懐かしい作品をスマホやタブレットで好きなときに視聴できる便利さから、月額400円を支払って加入を継続してしまった。

地上波はバラエティー番組が増えた

 地上波の番組も近年は芸能人参加のクイズ番組などバラエティー番組が増えて、ニュース以外は見ないことが多くなった。オンデマンド配信は今後、更に普及すると感じたところに、NTTドコモがAmazonプライムと提携することが発表された。

判断材料がほとんどない

 気軽に視聴できる便利さの反面、定額配信の場合は動員や興収、視聴率などの判断材料がほとんどないことを、「パトレイバー」などを手掛けた押井守監督が雑誌のインタービューで語っていたのが印象的だった。「作品を世に出したい」というモチベーションを持ってやっていると語っているが、反響がなければ、開発意欲はわかないだろう。これは、紙媒体の時代、駅の売店の新聞の販売部数で反響を感じていた新聞記者と通じるものがある。時代変化にどう対応していくか難しい時代になった。

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