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人との繋がりが年々希薄に
12月に入ってからは例年のごとく忘年会が多くなるが、この数年と比較すれば、今年は格段に少なくなってしまった。取材先の企業の絡みでは、合理化で廃止となった部署が少なからず存在し、異業種交流的な忘年会の参加者も減った感じだ。最近では、勤務している会社の忘年会に参加しない社員も増えているとのニュースが流れていたので、仕事やプライベートを含めて人との繋がりが年々希薄になっていることに寂しさを感じた。
株式への意識を最低限持つべき
忘年会などの集まりに参加して、最近危機感を感じるのが、日経平均の株価すら把握していない方がいることだ。「金融の仕事をしていないし、博打はしないから」のようなことを言われたことがあったが、日銀だって指数連動型のETFで買い支えをしている。年金だって今の若い世代が将来、生活に不自由ない金額を需給できる保証はないのだから、運用という観点で、株式への意識を最低限持つべきと思う。
本紙で岡山憲史氏が日本の個人が現物で売買しているシェアが全体の僅か6%しかないことを指摘していた。外人しか売買しない金融市場を有する国に明るい未来はないと思うのは筆者だけだろうか?
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