自粛要請の限界【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞
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自粛ムードで花見も?

 この数日は気温が急速に上昇し近畿地方でも桜の開花が報じられるようになってきた。気象庁などの予報では大阪や京都では3月下旬が満開となっているが、大阪では例年4月中旬頃に開催される造幣局の通り抜けが新型コロナウイルスの感染拡大を受けて早々に中止が発表されている。筆者の居住地の近隣では妙見河原の桜が名所で、観光客が少なからず訪れるが、どの桜の名所も今年は自粛ムードで花見客は大きく減少するのだろうと思う。

踏み込んで発信が必要

 19日に開催された新型コロナウイルスに関する政府の専門家会議ではリスク回避の対策を講じたうえで、学校の活動などを行って良いとした一方で大規模イベントについては、引き続き慎重な対応を求める見解をまとめていた。花見が大規模イベントにあたるのかどかはわからないが、何れにしても人が集まるスポーツを含めた多くのイベント中止が長期化する経済への影響が心配だ。濃厚接触の可能性が高いパチンコ店や風俗店は普段と変わらぬ営業を続けているだけに、専門家会議が自粛を推奨するなら、そういう業種へも踏み込んで発信しないと感染拡大は防げないだろう。

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