経営者の悲鳴【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞
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経費を捻出するのにも大変

 この欄での話題は今年に入ってから、新型コロナウイルス話題ばかりになっているが、日を追うごとに経済状況は悪くなっている。一週間前の土曜日は仕事の都合で天満橋に外出していたが、その帰りに知人と寄った駅前の寿司店では客が誰もおらず、通常は22時閉店がこの日は19時閉店というので1時間程度で食事を済まして帰宅した。外食店に限らずイベント業者を含めて自粛の動きで経営は苦しく、従業員などの経費を捻出するのにも大変だろうと感じた。

政府の経済対策もこの状況が続けば焼け石に水

 そのような状況下、政府も対策に乗り出しており、先頃は緊急対策第2弾として「危機関連保証」など融資制度の充実に動きだしている。偶然立ち寄った大阪本町の産業創造館が申請会場になっていたが、戦時中かと思えるほど多くの希望事業者が訪れていた。ただ、融資を無事に受けれたとしても将来的にはそれを返済しなくてはならない。自粛がこの先、数か月続けば、売り上げを確保するのは困難で、融資資金が尽きてしまうと廃業する経営者が増えるだろう。政府の経済対策もこの状況が続けば焼け石に水になる。やはり一日も早く感染拡大が沈静化するしない。

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