気を緩めれない新型コロナ【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞

気温が低下すれば感染シーズン

 10月中旬に差し掛かって気温が急速に低下し暑がりの筆者にとっては過ごしやすくなってきた。異常気象の影響からか、この数年は春や秋を感じることが少なくなり、冬から夏へ、夏から冬へと一気に季節が移る感じがする。気温が低下すれば乾燥から風邪やインフルエンザの流行シーズンになるが、今冬は国内では沈静化している新型コロナウイルスの感染再拡大を懸念している。

差別意識が無意識にある

 米国ではトランプ大統領の感染が波紋を広げた。副大統領を始め緊急時の代行がいるとはいえ、国家元首の感染は政治空白を招きかねないだけに、大規模集会でもマスクをしない姿勢は批判されるべきだが、それでも支持率が急低下しないのは、寛容な国民が多いのかなと感じたりする。
 日本では出入国制限を緩和するなど経済活動正常化へ向けて動きだしているが、それと並行して検査体制を効率化とともに強化して気を緩めてほしくない。一部の職場ではPCR検査を受けただけで警戒される話を聞く。疑わしくは近寄りたくないという差別意識が無意識にあるとも感じる。ウイズコロナを実践するのはここからが正念場だ。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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