29年前の水準に戻っただけ【星野三太郎の株街往来】

大証|企業速報 証券市場新聞
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高値更新には違和感も

日経平均が29年ぶりに高値を更新したことは、一般的なニュース番組でも取り上げられた。普段、株式投資に興味がない方には、新型コロナウイルスの第3波が到来し経済が疲弊している現状から今回の高値更新には違和感を感じていると思う。

29年前と現在とを単純に比較できない

筆者は平成元年に株式専門紙に入社してその年に3万8915円の史上最高値を付けていた。そこからバブル崩壊が始まったが、29年前の平成3年(1991年)は、多くの地場証券が存在して、まだ活気が溢れていた。その当時と異なるのは、仕手と呼ばれるものが影を潜めて、その代わりに、先物が幅を利かせて、夜間取引で指数が乱高下すること。個別銘柄でも当時は証券会社の手口が公開されていて、透明性が高かったが、今では、AIによる自動売買で姿が見えないから、29年前と現在とを単純に比較できないと思う。

29年前のNYダウは?

因みに29年前のNYダウは3200ドル弱だった。ダウで保有している方は資産が9倍にもなったが、日経平均なら29年前の水準に戻っただけ。日本で個人投資家が消えていったのは、国の無策の影響も大きい。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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