この数カ月間は、週末に外出する余裕がなかったが、知人を訪ねるついでに赤穂へ立ち寄った。赤穂城跡や赤穂大石神社など忠臣蔵を知っている方なら観光すべき名所は多くあるが、土曜日にもかかわらず観光客はまばらだった。赤穂の近隣では姫路城へ国内外から多くの観光客が訪れているが、外国人観光客にとって忠臣蔵的な主君の敵討ちは馴染みがないのかも知れない。東京五輪が開催される2020年をめどに地元では忠臣蔵のNHK大河ドラマ化を熱望しているそうなので、これが実現すれば観光客がもっと増えるのかなと期待したいところだ。
東京や大阪ではテーマパークが観光の定番で、鎌倉や京都、冬なら北海道などのスキー場などが外国人観光客には人気のようだ。最近ではそれ以外の穴場的な観光地にもスポットが当てられているようだが、観光業が衰退し過疎化が懸念される地方の活性化は大きな課題だ。地方から見れば東京五輪で首都圏だけで日本という国が成り立つ錯覚に陥ってしまう。安倍政権にはやるべき課題はまだ多い。
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