先週末は売りが売りを呼ぶ展開
16日の東京市場は日経平で4万8000円を回復して引けた。
先週末からの動きを振り返り見ると10日午後に公明党の連立離脱が伝えられると大引けにかけ一段安となり、15時30分の現物市場が引けてからも下げ止まる気配はなく、先物はナイトセッションで4万5180円まで暴落していた。その過程ではトランプ大統領がレアアース輸出規制を行う中国への対抗措置として100%関税に言及し、10日のニューヨーク市場で3指数が大幅下落となったことで日米で悪材料が重なったことが売りが売りを呼ぶ展開になっていた。
15日時点で自維連携は想定されていた
トランプ大統領はこの週末の暴落を見て毎度ながらのTACO(タコ)の動から「心配ない」とコメントし週明けのニューヨーク市場では戻す動きになっていたが、国内の政局不安から14日の時点では買戻しは限定的となっていた。
公明党の連立離脱と立憲民主、国民民主、維新の3党による野党政権誕生を懸念していたようだが、過去、旧民主勢力は大阪都構想での反対運動から「維新が野党協議に安易に乗るハズはない」との見方が大阪では支配的だった。15日は吉村維新代表が地元のTVで「重大な決断をこれから東京でする」とコメントしていたようで、これを知ったトレーダは15日は高市政権誕生を睨んで関連銘柄の買戻しを急いだようだ。
副首都構想に絡む銘柄も
これにより16日は公明党連立離脱ショック前の4万8000円台まで日経平均は戻している。ここから最高値奪回へとなると週明けの首班指名と内閣の布陣を見てからになる。加えて米中対立によるトランプ大統領による突如のツィートも気になるところだろうが、AI投資に絡む半導体含むテック株物色と高市政権誕生を睨んだ「変化する日本」の部色は継続すると見る。個別では再び助川電気(7771)がストップ高となった。維新の連立政権入りで桜島埠頭(9353)や大運(9363)までも値を飛ばした。副首都構想からは関西電力(9503)やJR西(9021)などもチェックする必要もあろう。先週末の暴落を見せられると高値警戒は拭えないが物色の流れだけは抑えておき、個別で悩むならば225先物での押し目買いでも良いと思う。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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