仕掛けっぽいファーストリテイリング【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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ダウが史上最高値受け大幅反発

NYダウが史上最高値を更新したことで、昨日の日経平均は大幅反発しました。急落したビットコインが反発したことで、連れ安したテスラ株も反発。一方で米長期債利回りも上昇しており、10年債は一時1.4%に上昇。30年債利回りも2.297%まであり、コロナ急落直前の位置まで戻しました。NYダウは最高値を更新しておりますが、債券利回り上昇によりナスダックの反発は限定的。5週移動平均線が1万3698ポイントに走っており、24日の終値から更に100ポイント上げねば届きません。

18日の仕掛けが急落招く

先週18日は何らかの仕掛けが入りました。この日はシカゴの日経225先物清算値が前日の大証比55円安で帰ってきたことで現物市場も売り先行と思われました。ところが寄り付きから一気に株価が上昇し8分間で200円高しました。日経平均を引き上げたのはファーストリテイリングの株価急騰でした。特段、材料が出た訳ではないのにファーストリ株が急騰して日経平均を145円程度押し上げたことが不思議でした。日経平均はその仕掛けによってなのかどうかは分かりませんが19日に218円安、そして昨日の484円安といった具合で急落を招きました。

ファーストリテの逆行高に違和感

一昨日の484円安した中で日経平均寄与度の高い銘柄はどういった動きをしたのかというと、SBGや東京エレクトロンなどの値嵩株が売られたことにより指数が大きく下げた訳ですが、では、ファーストリテイリング株はどうだったかというと、逆行高の2100円高でした。これって違和感を覚えませんか?なにか買い材料があったのでしょうか?ファーストリテイリングのIRを確認すると「丸谷焼のデザインを生かしたTシャツを発売した」というのがあります。しかし、Tシャツ1枚で2100円高するとは私には思えません。

しばし買いの手止めたい

一昨日の急落場面でもファーストリテイリング株を使った仕掛けが行われたのではないかと思います。これが後々どういった方向に株価を動かすのかは分かりません。しかし、ファーストリの株価は今月に入って値下がりしたのは3日間(都合3790円安)しかありません。上げ日数は昨日を含め14日間に達しており、先月末終り値から昨日高値まで1万9580円幅、率にすると21.8%上げており、この上昇をうまく表現する言葉が見つかりません。わたしはしばし買いの手を止めておきたいと考えております。

TOPIX1940ポイント越えるか

尚、他の注目ポイントとしてTOPIXが1940ポイントを越えられるかどうかを見ています。バブル崩壊後の戻り高値を結んだ延長線が現在1940ポイント辺りに位置しており、何度も頭打ちしてきた抵抗ラインを越えられるのかどうかは重要です。

日々勇太朗

 

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