インフレは一過性かも【転ばぬ先のテクニカル】

転ばぬ先のテクニカル|証券市場新聞
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押し目買い入り続伸

昨日の東京株式市場はNYダウの下落に連鎖して反落して始まりましたが、日経平均2万9500円近辺では押し目買いが入り続伸しました。先週末のNY市場ではオーストリアやドイツで新型コロナ感染が再拡大しており、景気敏感株を中心に売られてNYダウが268ドル安となりました。

NYダウは調整局面入り

ダウ平均は構成銘柄がわずか30銘柄しかありませんが、このところ悪材料が出る銘柄が多く、19日はボーイング、18日はシスコシステムズの急落により3日続落しました。NYダウは25日線を割り込んできており、5日線と25日線がデッドクロスを示現。週足でも5週線を下回り2週続落となっており、調整局面入りを示唆しています。一方で、長期金利の低下によりナスダックはシッカリの展開。

原油価格は売り転換

ここにきて原油価格が急落してきており(WTI原油先物は10月26日の84.65ドルから19日には76.10ドルまで下落)75日線に接近してきました。週足では5週線、13週線を割り込みMACDが売り転換しました。

早期利上げに言及も…

FRB高官からはインフレが想定以上に進んでいることで、早期利上げの可能性に言及する見方も出ていますが、今までインフレは一時的としてきた見方が正しかったのかもしれないという兆候が出てきました。

マーケットの反応は?

今週前半には来年2月で任期満了となる次期FRB議長が発表される見通しです。市場の見方はパウエル議長の再任という見方が優勢ですが、一部ではブレイナード理事の昇格といった見方もあります。ブレイナード氏のほうがパウエル議長よりハト派と見られておりますが、その場合マーケットの反応がどういったものになるのか興味深いところです。

日々勇太朗

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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